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退職代行は、その名の通り「退職の申し出を代行してくれるサービス」のことです。
最近では、「上司に退職することを言えない」「退職を認めてもらえない」という人の利用が増えています。私も、以前にしつこい引き止めにあってなかなか辞めさせてもらえずに苦労したことがありますが、その時に退職代行を知っていれば利用していたと思います。辞められない期間は自分の気持ちに反して働くことになるので精神的にとても消耗してしまい、無理を続けているといつかうつ病になってしまいます。
また、どこの会社も人手不足で社員を手放したくないので、時間が解決してくれることはありません。その期間はあなたにとって時間のムダでしかないので、退職代行で簡単に辞められるならそれを利用するべきです。
そこで、今回は、「自分から退職を切り出せない」「退職が認められない」と悩んでいる人に向けて、退職代行がどのようなサービスなのかを徹底解説していきます。
退職代行とは
退職代行とは、「本人の代わりに会社に退職することを伝えてくれるサービス」のことです。
「退職することを上司に言えない」「会社に退職を認めてもらえない」という人に代わって、あなたが辞めることを会社に伝えてくれます。そのため、本人は会社の人間と話すことなく退職することができます。
退職代行の『2つのメリット』
①その日のうちに退職できる
退職代行に相談すると、最短で「相談したその日に辞める」ことができます。
例えば、最大手の退職代行サービス『EXIT』の場合、朝に退職代行の依頼をしてその日の午前中には退職が承認される、ということもあります。
一般的な退職では、退職を申し出た後も退職日までは働くことになりますが、辞めることが決まっている期間の勤務は想像以上にしんどいものです。上司は去っていく部下には冷たくなりますし、辞めることが決まっていると自分のモチベーションも保てません。
一方で、退職代行なら相談したその日にスパっと辞められるので、時間を無駄にすることなく有効に使うことができます。退職が決まった会社で無駄に時間を過ごすくらいなら、前向きな時間の使い方をしたほうが良いと思います。
②会社の人と話さなくていい
一度退職を経験すると分かりますが、退職を伝えることはとてつもなくエネルギーがいることです。
「いつ話を切り出そうか」「上司に怒られないか」「退職を認めてもらえないのではないか」などあれこれ考えこんでしまって、精神的に疲れ果ててしまいます…。特に気の弱い人だと、不安ばかり募ってなかなか切り出せずに時間だけが過ぎてしまうでしょう。
一方で、退職代行を使えば、自分が会社の人と話す必要がなくなるので、そのような不安がなくなります。
退職代行を使う人はどんな人?
退職代行を使う人で、よくあるのが以下の3つのパターンです。
①上司が怖くて退職を切り出せない
退職代行を利用する人で最も多いのが「上司が怖くて退職を切り出せない」という場合です。パワハラが横行するブラック企業でよくあります。退職を伝えた瞬間、上司の態度が豹変して激怒される…なんてこともよく聞く話です。
また一方で、怖いわけではなく、「新人の頃から上司にお世話になっているので言い出しづらい」という人もいるようです。
②退職を認めてもらえない
退職を申し出たものの、しつこい引き留めにあったり、「考えとくよ」など言われてまともに取り合ってもらえずに、退職を認めてもらえない場合もあります。
私も退職を申し出たところ4回にも渡るしつこい引き留めにあって疲弊したことがあります…。毎日のように人を変えて引き止められたので精神的にかなり追い込まれました。当時、退職代行のことを知らなかったのですが、知っていれば間違いなく利用していたと思います。
③入社したてで言い出しづらい
3つ目は、「入社したばかりで退職を言い出しづらい」という場合です。
入社してみたら想像していた職場と違い退職を決意しても、わずか数か月で辞めるとは言いづらいので退職代行を利用するという人もいます。
退職代行の流れ
退職代行の基本的な流れは下の通りです。退職代行会社は、数多くの人を退職に導いているので、そのやり取りはとてもスムーズです。特に難しいことはなく、考えがまとまっていなくても向こうの質問に答えていればすぐに終わります。
①問い合わせフォームから相談
退職代行サービスの問合せフォームに必要事項を入力します。
問い合わせフォームから連絡すると、退職代行サービスから「退職代行の流れ」や「入金方法」などの連絡がきます。
②入金後、退職内容の確認
入金したら、担当者から退職内容の確認があります。この時に「退職日時」や「退職理由」などを聞かれますが、相手の質問に答えていればすぐに終わります。
③退職代行があなたの会社に連絡する
打ち合わせした内容を元に、退職代行サービスがあなたの会社に退職することを連絡してくれます。
たったこれだけで退職完了です。あなたは会社の上司や人事と話すことなく辞めることができます。
自分がやることは郵送だけ
最後に自分でやることは、退職代行サービスに言われた通りに「保険証」や「身分証明書」などの会社への返却物を郵送することだけです。
ただ、返却物が多いと大変なので、最後に出社する日に「会社から貸し出されている物」をできるだけ自分の机に置いてくると郵送する手間が省けます。
また、「離職票」や「雇用保険被保険者証」などの必要書類は、退職代行から会社に連絡して、あなたの自宅に送ってもらえるので心配ありません。
会社から会社指定のフォーマットの退職願を求められることもありますが、それも会社から郵送されてくるので、それに記入して返送すればOKです。
退職代行サービスの『一般的な料金』
退職代行サービスの一般的な料金の相場は「3万円~5万円」と言われています。
テレビや新聞でよく目にする『EXIT』や、ネットでよく紹介されている『SARABA』もこの料金の範囲に入っています。
・EXIT 利用料金50,000円(バイトの場合 30,000円)
・SARABA 利用料金27,000円
ただし、最近では退職代行サービスの人気から様々な業者が進出してきており、中には怪しいサービスもあります。特に、値段の安すぎる(1万円前後)サービスには注意するようにしてください。
下記の記事で『安心して使える、おすすめの退職代行サービス5つ』を紹介しているので、チェックしてみてください。
まとめ:退職代行が必要な人もいる
退職代行については「自分の口で退職を伝えないなんて非常識だ」という声もあり、その考えもとてもよく分かります。
しかし、世の中には「上司からパワハラを受けていて、とても言い出せない」「以前から退職を申し出ているのに、いつまでも認めてもらえない」と悩んでいる人もいます。辞める意思が固まっているのにその会社にとどまらなければならない時間は、その人にとって無駄な時間でしかありません。また、辞められない・辞めさせてもらえない状況で無理をして働いていればいつか精神的に病んでしまいます。
そのような劣悪な職場にいて自分の力ではどうしようもないという人なら、私は退職代行を使って辞めるべきだと思います。退職代行を使うだけで状況が一変するのですから利用しない手はありません。
辞めづらい状況にある人は自分の将来のためにも思い切って退職代行に相談してみましょう。