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近年の人手不足から、「20代半ば~後半の若手世代」は、転職先に困らない状況になってきています。
しかし一方で、「転職活動がうまくいかない」という人も少なくありません。
転職活動が難航している方は、転職活動に対する考え方が間違っている可能性があります。転職の取り組み方を改めなければ、このまま続けても時間だけを浪費することになりかねません。
今回の記事では、「転職活動がうまくいかない」という方に向けて、『うまくいかない5つの原因』とその『対処法』をご紹介します。
①会社を辞めたい「本当の理由」に気づいていない
転職がうまくいかないという人の多くは、「会社を辞めたい本当の理由」に気づいていない人が多いです。
突然ですが、「残業が多い」という理由で転職したいと考えている方にお尋ねします。
もし残業がなくなったら、その会社で働き続けますか?
この問いに、「はい」と答えられる人は多くありません。
逆に「残業がなくなったとしても、やっぱり転職したい」と答える人のほうが多いです。
なぜこのような回答になるかというと、「残業が多い」という理由以外に、さらに心の奥底に根深い問題があり、本人がその問題に気づけていないからです。
会社を辞めたい本当の理由に気づけていない人は、面接で突っ込まれると、次第に自分の発言がブレてきて、面接官の信用を失ってしまいます。
また、本当の理由に気づけていない人が「残業が嫌だ」という理由で残業のない会社にうまく転職できたとしても、次の会社では「自分に仕事が合ってない」などと別の理由で、またすぐに会社を辞めることになりかねません。なぜなら、本当の転職理由に気づけていないので、会社選びの段階から間違ってしまうからです。
対処法:「不満が消えたら、今の会社に残るか?」を考え抜く
自分自身のことでありながら、本当の気持ちが分からないといったことはよくあることです。そういった時の対処法は、簡単です。
まずは、会社を辞めたい理由を全てリストアップします。
そして、ひとつひとつの理由に対して「その不満が解消したら、会社に残るか?」という自問自答を繰り返します。
これを繰り返すことで、「その不満が解消されたとしても、今の会社には残りたくない」という理由が見つかるはずです。それが、あなたが「会社を辞めたい本当の理由」です。
このやり方で最も重要なことは、「リストアップに漏れを出さないこと」です。
リストアップに漏れがあると、本当の理由に辿り着くことができなくなってしまうので、このリストアップの段階でしっかりと時間をかけて自分と向き合ってください。
また、どんなに些細なことでもリストアップしておいてください。「これ以上考えてもでてこない」というところまで考えたら、自問自答を始めましょう。
②志望理由が「社会に貢献したい」などと抽象的
20代の若手世代でよくある志望理由が「社会に貢献したい」「人の役に立ちたい」という抽象的なものです。
しかしこのような抽象的な志望理由なら、どのような会社にでも当てはまります。もちろん、その会社でなくても社会に貢献できますし、人の役にも立てます。
そのため、この会社を志望する動機にはなりません。
このような内容では面接官の心に響かず、「別の会社でもできますよね」と突っ込まれ、あたふたして終わってしまいます。
対処法:「何をして、誰の役に立ちたいのか」を具体化する
「社会に貢献したい」というような抽象的な志望理由から脱却するためには、その内容をより『具体的』にする必要があります。
具体化する方法も、とても簡単です。
社会に貢献するためには、具体的に「どのような価値を提供したいのか」「誰の役に立ちたいのか」を考えましょう。
例えば、
・夢中になれる楽しさを届けて、子供を笑顔にしたい。
というように具体化していきます。
また、ここからさらに「どのような便利さなのか」「どのような楽しさなのか」というように掘り下げいくことで、より具体的な志望理由になります。
このように、もう一段階突き詰めて考えることで、より説得力のある志望理由が出来上がります。また、自分の考えに芯ができて、面接でも自信をもって話せるようになります。
③アピールできることがない
転職活動でうまくいかない人の中には、「面接でアピールできることがない」と悩む人がいます。
経験を積んだ「30代半ば」ぐらいの人なら、「重要なプロジェクトを任されて、どのように遂行したのか」という実績を伝えることでアピールできますが、20代にはまだそのような経験を積んでいない人がほとんどです。
そのため、20代の若手世代では、まだ自分の能力に自信が持てないこともあり、「アピールすることがない」と悩む人が多いようです。しかし、面接では相手に自分を評価しれもらえなければ、希望の転職先に雇ってもらうことはできません。
対処法:今の仕事を『主体的』に取り組む
「アピールできることがない」と悩んでいる人は、今からアピールポイントを作ることができます。
その方法とは、今の仕事に『主体的』に取り組むことです。
近年では、どのような会社でも、仕事のルールが細かく決められており、「その手順の通りにやれば問題ない」という仕事が増えています。
しかし、何も考えずにその通りにやるだけでは自身の成長は見込めませんし、面接でも創意工夫をアピールすることができません。
そのため、小さなことでもよいので、今の仕事を「効率化」したり、「付加価値」を加えるなど、自分で『主体的』に動いて仕事を工夫してみてください。
それができれば、その経験を面接で話すことで、面接官に『能動的に動ける人材』であることを伝えることができます。
④経験不足なのに、キャリアをアピールしている
転職の面接では、「自分の能力やキャリアをアピールしなければならない」と思いがちですが、必ずしもそうではありません。
30代あたりの中堅クラスになるとキャリアも重視されますが、「20代半ば~後半の若手世代」ならそこまでの経験を積んでいないことは面接官も分かっています。それなのに、無理に背伸びをして「入社してからの3年間で、多くの経験を積みました」といったところで、面接官に突っ込まれて簡単にバレてしまいます。
アピールポイントは世代によって異なるので、あまり経験を積んでいない20代の人が30代と同じようにキャリアをアピールしても、逆効果になりかねません。そのため、あなたに合ったアピールをする必要があります。
対処法:最初の就職で『失敗』したことを認める
それでは、まだそこまでのキャリアや能力がない20代はどうすればよいのでしょうか。
先ほどご紹介した「今の仕事に主体的に取り組んで、その創意工夫をアピールする」というのもよいですが、時間がない場合には「最初の就職で失敗したことを認める」という手があります。
そして、「その反省をもとに考え直して、御社を志望した」と言えるようにしましょう。
自分の否を認めるのは抵抗があるかもしれませんが、「本気でやり直したい」と素直に認めることで、転職したい気持ちが面接官に強く伝わり、好感が持たれやすくなります。
ただし、ここで気を付けたいことは「失敗した理由を会社のせいにしないこと」です。
たとえば「希望した部署に入れず、その後も異動させてもらえなかった」というように会社のせいにしてしまうと、面接官からは「転職してもまた会社に対する不満から転職してしまいのでは」と思われて、不採用になってしまいます。そのため、例えば「働いている中で自分の考えが変わった」など、あくまでも『失敗理由は自分自身にある』という内容にしましょう。
⑤「人間性」を伝えるのが下手
20代はアピールできるキャリアがない分、面接官にはしっかりと『人間性』を伝えましょう。
しかし、転職活動でうまくいかない人の中は、自分の人間性を伝えるのが下手な人がいます。
例えば「自分は我慢強いです」「何事にもポジティブです」と言って自分を表現する人がいますが、これでは面接官には響きません。
内容があまりにも抽象的過ぎるので、面接官の心に残ることはないでしょう。
対処法:『具体的なエピソード』を加えて、具体化する
自分の人間性を伝えるためには、『具体的なエピソード』を加えるのが効果的です。
例えば、「我慢強さ」を伝えたい場合には、「失敗した経験」や「過酷な経験」を話して、「大変な思いをしてきましたが、持ち前の我慢強さで粘り強く続けることができました。そのため、精神的なタフさには自信があります」というように、具体的なエピソード込みで伝えるようにします。
そうすることで、ただ「自分は我慢強い方です」と言うよりも、ずいぶんと印象が良くなります。
このように『エピソードを加える』ことで、抽象的になりがちな人間性の説明を、より分かりやすく相手に伝えることができるようになります。
転職活動でうまくいかない人は『転職エージェント』を活用しよう
以上が、「転職がうまくいかない20代が抱える5つの原因と対処法』でした。
今回は5つに絞ってご紹介しましたが、これら以外にも転職活動がうまくいかない原因には様々なものがあります。この原因は、自分ではなかなかつきとめられないものです。
そこで、転職活動がうまくいっていない人におすすめしたいのが「転職エージェント」の活用です。
転職エージェントは、20~30代のほとんどの転職者が活用するサービスで、転職のプロが様々なアドバイスやサポートをして転職の手助けをしてくれます。今転職がうまくいかずに悩んでいる人は「なぜうまくいかないのか」をエージェントに相談することで、プロの視点からアドバイスがもらうことができます。
また、既に登録している人でも現在の転職活動がうまくいっていないのであれば転職エージェントを「変える」または「複数活用する」ことを考えましょう。転職エージェントにも、「能力がある人・ない人」がいますし、また「あなたとの相性」も大切です。転職活動がうまくいかないのであれば、1つのエージェントにこだわらず、色々なところを活用して、自分に合った転職エージェントを探すことをおすすめします。
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