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最終出社日は、「デスクの清掃」「引き継ぎの確認」「挨拶回り」などやることがたくさんあって、とても忙しい1日になります。
最終日に色々やっていたら時間がなくなってしまい「お世話になった方に挨拶回りができなかった…」ということにならないように、退職最終日にはしっかりと予定を立てて行動しましょう。
今回の記事では、最終出社日を迎える人に向けて、『最終出社日の過ごし方(出勤前・午前・午後)』を分かりやすく紹介します。最終出勤日にやり残したことがないように、退職日当日の動き方をしっかりとイメージして、気持ちよく最終日を乗り切りましょう。
退職最終日の『出勤前』にやること
①『大きめの紙袋やバッグ』を持っていく
退職最終日の出勤前には、大きめの『紙袋』や『バッグ』を持って出社しましょう。
最終出勤日には「花束」や「退職祝いのプレゼント」を貰うことがあり、その量が多すぎると当日に持ち帰ることができなくなります。
「車通勤」の場合にはトランクに積めるので問題ありませんが、「電車通勤」の場合には両手で持ちきれなくなり駅のロッカーに預けて後日取りに来るなんてことも…。このような事態にならないように、最終日には念のため『大きめの紙袋』や『バッグ』を持って出勤すると安心です。
②挨拶回り用の『お菓子』を持っていく
挨拶回りをする時には、お礼の言葉と一緒に『お菓子』を渡すのが一般的です。
手ぶらで挨拶回りに行くよりも、挨拶のきっかけを掴みやすく、感謝の気持ちが伝わるので、できれば挨拶回り用のお菓子を持って行くのがよいでしょう。
③早めに出勤して『デスクやロッカーの清掃』
最終日には普段の出勤時間よりも「30分~1時間」ほど早めに出勤して、自分のデスクやロッカーの清掃をしましょう。机やロッカーの「ゴミ取り」や「水拭き」、「私物の置き忘れがないかのチェック」などを行います。
勤務時間中に掃除をすると周りの迷惑になるので、まだ職場の人が出勤していない朝早くに終わらせておくのがベストです。
持ち帰れないような私物がある場合には、会社から自宅に発送しましょう。
退職最終日の『午前中』にやること
まず午前中には、「後任者と引き継ぎの最終確認」をしたり、「返却物や受け取るべき書類のチェック」をしましょう。
午前中は1日で最も集中できる時間のため、皆が仕事モードになっています。そんな中で挨拶回りをしてしまうと、「早く終わらないかな」「早く仕事の続きをしたい」とあまり歓迎されないことがあります。そのため、挨拶回りは『午後』になってから行いましょう。
④引き継ぎの最終確認
退職前に後任者が決まっている場合には、「不明点や疑問点がないか」「明日からやること」など、今後の仕事についての最終確認をしましょう。
後任者が決まっていない場合には、「あとから決まった後任者が引継書を読んで理解できるか」や「必要なデータが適切な場所に保管されているか」のチェックをしておきましょう。
円満に退職するためにも、『後から誰が見ても分かるような引継書』を用意しましょう。まだ引継書を作成していない方は、下の記事で『用意するべき3つの引き継ぎ資料』を紹介しているので、参考にしてみてください。
⑤返却物・受け取る資料をチェック
退職前には、『会社に返却するべきもの』と『受け取るべき資料』があります。
会社の備品を返し忘れると後々会社に郵送することになりますし、受け取り忘れたものがあると会社に連絡を取らなければならなくなります。退職後に何度も会社とやり取りするのは面倒なので、退職日当日までに必ず「返却忘れ・受け取り忘れがないか」チェックしてください。
『会社に返却するもの』『会社から受け取るもの』は下の記事で一覧でまとめているので、忘れている物がないかチェックしてみてください。
check要チェック!退職時に『会社に返すもの』と『会社から受け取るもの』
最終日当日の退社時まで使用する「カードキー・パソコン・携帯電話」などは、会社から出るまでに忘れずに返却しましょう。
退職最終日の『午後』にやること
⑥『挨拶回り』をする
午後には、お世話になった方々に挨拶回りをします。挨拶回りのポイントは下の2つです。
- 『ネガティブな発言』を控える
- 退職の挨拶と一緒に『お菓子』を渡す
挨拶回りをしていると「退職理由」を聞かれることもありますが、ネガティブな発言は控えるようにしましょう。相手はあなたが退職した後もこの会社で働く人なので、会社に対する不満を口にするべきではありません。
また、挨拶回りの際には『お菓子』を渡すのが一般的です。挨拶と共にお菓子を渡すことで、感謝の気持ちがより伝わりますし、お菓子袋を提げていくことで周りから「挨拶回りに来たのかな」と察してもらえるので話しかけやすくなります。お菓子は絶対に必要というわけではありませんが、手ぶらで行くよりかはお菓子を持っていった方がスムーズに挨拶回りをすることができます。
「挨拶回りで配るお菓子は何がいいか分からない」と悩んでいる方は、こちらの記事『退職時に配るお菓子の選び方・おすすめのお菓子』で紹介しているので参考にしてください。お菓子について詳しくない方は、とりあえず「挨拶回りで配る定番のお菓子」を用意しておけば間違いありません。
⑦『退職の挨拶メール』を送る
挨拶回りの時間には限りがあるのでお世話になった方全員に挨拶できないこともあります。そのため、退職最終日までに社内でお世話になった方々全員に『退職の挨拶メール』を送っておきましょう。
事前に『退職の挨拶メール』を送っている場合には当日改めて送信する必要はありませんが、最終日にまだ送っていない場合は挨拶した方々も含めて退職メールを送信しておきましょう。
退職メールの書き方については、『退職の挨拶メールの正しい書き方を紹介』で「書き方のポイント」や「例文」を紹介しているので、参考にしてください。
⑧『退職挨拶(スピーチ)』をする
一般的に「退職挨拶のスピーチ」は、『終業時間間際』に行うことが多いです。
スピーチの流れは、下のような内容が一般的です。
- 退職の報告
- お礼の言葉と具体的なエピソード
- 自分の今後について
- 部署へのエール
退職の挨拶をするときに注意したいのは、「話が長くなりすぎない」ようにすることです。退職はあなたにとって一大イベントなので色々な思い出を語りたいという気持ちも分かりますが、聞いている従業員の中には「早く帰りたい」「仕事の続きをしたい」という人もいるので、スピーチの時間は1~2分ぐらいに収めるようにしましょう。
これから退職挨拶をする予定の方は、こちらの記事で「退職挨拶をする時の話しの流れ・例文・注意するポイント」を紹介しているので、参考にしてみてください。
⑨カードキーなどを返却
最後に、その日に使った「カードキー」や「パソコン」、「携帯電話」などを忘れずに返却してから退社します。
うっかりして持ち帰ってしまった場合は、総務部など適切な部署に連絡してから郵送しましょう。
まとめ:最終出社日は後悔のないよう計画的に行動する
以上、『最終出社日の出勤前・午前・午後の過ごし方』についての紹介でした。
最終出勤日は、意外とやることがたくさんあります。まだ重たい仕事が残っていたり、引き継ぎが不十分だったりすると、最終日にバタバタしてしまい、挨拶回りが十分にできず後味の悪い最後となってしまいます。
最終出勤日はあなたにとって忘れられない特別な一日になるので、後悔のないようにしっかりと計画を立てて行動するようにしましょう。
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