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あなたの職場に『人によって態度を変える上司』はいませんか。
今まさに「部下に差別する上司」の下で働いている人は、とても辛い思いをしていると思います。
私も以前は、「人によって態度を変える上司に悩んで仕事を辞めた」ことがあります…。その上司は部下によって態度を激変させる人で、女性の部下には異常なほど優しいのに、男性の私にはとても冷たく無視に近い態度でした…。自分にだけあまりに態度が違うので、当時の私は毎晩のように「明日は上司にどうやって接しよう…」と頭を悩ませていました。
今回はその経験から、『人によって態度を変える上司のタイプとその対処法』について紹介します。差別する上司に苦しんでいる人はぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
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私が出会った『人によって態度を変える上司』
まずは、私が出会った『部下に差別する上司』についてお話します。
その上司は、会社の組織変更で元々いた上司と入れ替わる形で他部署からやってきました。
好きな部下には「手取り足取り」
その上司は、とにかく『女性には異常なほど優しい』人でした。
女性の部下には、とても丁寧に仕事を指示したり、親身になって相談にのったりしていました。特にお気に入りの部下が少し困っている姿を見ると、手取り足取り一緒になって作業を手伝います。
他のチームの人が見たら「課長なのに、そこまで細かなことを一緒にするの!?」とびっくりしていたほどです。
自分には「無視に近い状態」
そんな女性の前ではいつも優しい笑顔の上司ですが、私を前にすると顔が豹変して、無表情になります。
さっきまで饒舌におしゃべりをしていても、私が報告にいくと口にチャックでもしているかのように口数が激減します。
こちらには目もくれず、聞こえないくらいの声量で返事をするだけです。報告に対してもノーリアクションなので、良いのか悪いのかもよく分からず途方に暮れる毎日でした。
また、特にひどかったのは『仕事の指示を直接しない』ことです。
上司は私をとにかく遠ざけていたので、私への指示は「他の女性社員を通してする」という異常な状態でした。
女性「課長が、〇〇の件やってって言ってたよ…」
と、間接的に上司の指示を聞くということが何度もありました…。指示が「又聞き」なので、情報が正確でなかったり欠けていたりしますが、私が詳細を聞きに行ってもほとんど話してはくれません。そのため、「きっとこういうことだろうな…」と予想しなければならず、まともに仕事ができる状態ではありませんでした。
このように私に対しては「無視」に近い態度でしたが、一方で、女性社員とは楽しそうに談笑して、丁寧に仕事を指示したり、教えたりしています。
ここまで露骨に態度が違うなんて…
上司も人間なので好き嫌いがあるのは当然だと思いますが、ここまで分かりやすく差別されると、さすがに心が折れてしまいます…。
ただ、残念ながらこのような「人によって態度が違う上司」はどこの会社にもいるものです。なぜ、このような上司は人によって態度を変えるのでしょうか。
次からは、人によって態度を変える上司の『2つのタイプ』をご紹介します。
【関連記事】私が上司に悩んで仕事を辞めた話
人によって態度が違う上司の『タイプ』
私は、この差別する上司の他にも、何人もの上司の下で働いた経験から、人によって態度が違う上司には『2つのタイプ』があると思っています。
①「精神的に未熟」なタイプ
ひとつ目のタイプは『精神的に未熟な上司』です。先ほど紹介した私の上司もこのタイプです。
精神的に未熟な上司には、潜在意識に下記のような思いがあります。
- 弱い者を作って、優越感を得たい
- 異性に慕われたい
- 自分も上司に同じことをやられたから
「社会人になってまでそんなことで差別するの!?」と思われるかもしれませんが、残念ながら、このような未熟な思いから態度を変えてしまう上司がいるのです。実際に、私の上司も「自分が若手の頃は上司に放置されていた」と漏らしていたのを聞いたことがあります。
上司も人間なので、人と接するときに多少なりとも態度に差がでてしまうことは仕方ありません。しかし、人の上に立つ者として「部下を悩ませてしまうほど差別する」というのは上司失格です。
上司の役割は「部下を会社に貢献できる人材に育てる」ことです。
しかし、人を選り好みする上司は、部下のやる気を削いで、チーム本来の力を発揮できない状態にしてしまっています。このような人間は、上司としての資質に欠けると言わざるを得ません。
②「期待の裏返しで厳しくする」タイプ
一方で、『期待の裏返しで、あえて厳しく接する』という上司もいます。
例えば、「若手の筆頭として期待している」「自分の後任として育てたい」といった理由で部下にあえて厳しく接する上司のことです。
このタイプの上司は、先ほどの精神が未熟な上司とは真逆で、『会社に貢献できる人材を育てる』という意図があるため、上司としての資質が備わっているといえます。
上司の見分け方は『部下へのケア』があるか
上司の見分け方は「部下へのケアの有無」
上で紹介した通り、人によって態度を変える上司には、「①精神的に未熟な上司」と「②期待の裏返しで厳しくする上司」の2タイプいます。
「自分だけ上司に厳しく当たられている」という人でも、その真意が『期待の裏返し』ということが分かれば、その期待に応えようと仕事に対してやる気が湧いてくるものです。
では、上司のタイプを見分けることができるのでしょうか。
その見分け方はとても簡単です。
それは、上司から部下への『ケア』があるかどうかです。
「育てるためにあえて厳しく接する」という上司の場合は、厳しく指導した後に必ず部下へのケアも行います。
私が経験した「上司からのケア」
先ほどの「差別する最悪な上司」とは別に、私は「とても仕事ができる上司」の下で仕事をしたこともあります。
その上司も私にとても厳しい人でしたが、きつく指導された後によく下のような言葉をかけてくれました。
また、厳しく注意された後にも、自分にだけこっそりとメールを送ってくれることもよくありました。
この上司のように、良い上司は必ず厳しい指導の後に「部下の精神的なケア」を行います。厳しく接するばかりでは部下のモチベーションが下がり腐ってしまうからです。
一方で、部下のケアを全くしない上司は、先ほど紹介した「精神的に未熟なタイプ」です。物事を自己中心的に考えているので、自分さえ良ければそれでよく、部下の士気が下がろうが気にすることはありません。
人によって態度を変える上司への『対処法』
もし、自分の上司が『精神的に未熟なタイプ』の場合、どのように対処したらよいか途方にくれてしまうことと思います。私も、帰宅して毎晩のように「上司にどう接すればいいのか…」と悩みました。
そこで、実際に私も実践していた『部下に差別する上司への対処法』を紹介します。
対処法は『上司に気に入られる努力をする』
対処法は『上司に気に入られる努力をする』ことです。
仕事は人間関係なくして成り立ちません。上司に完全に拒絶されてしまうと、「仕事をふられない」「無視される」ようになり、まともに仕事ができなくなってしまいます。
いまさら気に入られることは難しいですが、これ以上関係を悪化させないためにもできることはやっておくべきです。
実際に私が上司にやったことは、「自分から笑顔で挨拶する」「自分から話題を振る」「上司を褒める・持ち上げる」などです。
人は「自分に好意を向けてくれる相手には好意で返す」という習性があります。一方で、自分を嫌っていると感じる相手には冷たい態度になるものです。「この上司は最低だ」と思って自分から距離を置いてしまうと、ますます上司から嫌われて仕事がやりづらくなってしまいます。それは、自分にとってマイナスでしかありません。
態度の悪い上司にごまを擦るような行為は抵抗感があると思いますが、私は「既に関係が最悪なのでこれ以上失うものはない」と思って、仕事の一環と割り切って根気強く接するようにしていました。
ただ先ほども言いましたが、それで関係が簡単に改善するわけではありません。あくまで溝を深めないために、やらないよりはやっておいたほうがいいことです。いつまで経っても関係が良くならないからといって焦るのではなく、「これで関係が良くなれば儲けもの」という軽い気持ちで考えましょう。
上司に耐えられなくなった時に『やるべき3つのこと』
ただ、自分にだけ冷たい態度に変わる上司と接していると、いつかあなた自身が体調を崩して病んでしまうこともあります。
私は、「通勤電車で吐き気がして途中下車する」ことが増えたり、「仕事中に腕に蕁麻疹(じんましん)が出る」ようになりました。
もし「これ以上、上司の差別に耐えられない…」と思ったら、私のように身体に異常が出る前に、下記のことを実践してみてください。
①仕事以外のことに集中する時間を作る
上司の差別で悩んでいると、帰宅後や休日にも上司の顔が浮かんで、気が休まらない状態になってしまいます。
このような場合には、「仕事以外のことに集中する時間を作ること」が大切です。
仕事以外の時間を充実させることで、「上司のことを完全に忘れてしまう時間」ができます。一時的にでも、悩みから解放される時間ができれば、気持ちがリフレッシュして、精神的に安定します。
上司をすぐに変えることはできませんが、上司を忘れる時間を作ることは明日からでもすぐにできるので、ぜひ取り入れてみてください。上司の差別で心が病んでしまう前に、自分の心の状態を整えましょう。
「上司を忘れる時間を作りたいけど、何をしたらいいのか分からない」という人は、『今すぐに実践できる10のこと』を下記の記事で紹介しているので、チェックしてみてください。
②「別の上司」や「窓口」に相談する
また、「上司から一刻も早く離れたい」と思ったら、信頼できる『他のチームの上司』や『人事部』に思い切って相談してみましょう。
職場の人員変更は、部署の状況や方針も関係するので簡単にいくものではありませんが、うまくいけば上司とあなたを引き離してくれるかもしれません。上司から離れられるチャンスを1%でも上げておくために、ダメ元で相談しておくのもひとつの手です。
また、「会社の人には相談しにくい」という人は、社外にも『相談窓口』がたくさんあるので、そこに相談するのもよいでしょう。
③「転職」という選択肢を持っておく
上司の差別に悩んで毎日のように憂鬱な気分が続くようであれば、「転職」という選択肢を持っておきましょう。
「いきなり転職する」というわけではなく、「もう辞めたい…」と思った時にすぐに転職活動がスタートできるようにしておくための準備です。
実際に私は、上司に悩んでいた時から「リクナビNEXT」で求人を眺めて「気になる求人情報をストック」していました。この時から、転職サイトに慣れておいたり、気になる求人をストックしていたおかげで、「もうこの上司には耐えられない…」と思った時にすぐに転職できました。この準備をするかしないかで、辞めるまでの期間が大きく変わります。
また、働きながら転職サイトを見ていると、「この会社を辞めても次がある」「もう少し続けてダメなら転職すればいいか」と考えられるようになり、すごく気持ちが楽になりました。
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今上司に悩んでいる人はとりあえず登録だけでもしておいて、いざという時のために使い方に慣れておくのがおすすめです。
まとめ:人によって態度を変える上司の対処法
以上が、『人によって態度を変える上司のタイプと対処法』についての紹介でした。
人によって態度が違う上司についてしまうと、本当に毎日が辛くて辛くて仕方がないと思います。そんな憂鬱な状態で、無理をして上司に付き合っていると、あなたが病んでしまうかもしれません。
今上司に悩んでいる人は「これ以上耐えられない…」と本気で辞めたくなった時のために、転職の準備をしておきましょう。
これをしておかないと、「辞めたくても辞められない期間」が長くなってしまいます。その期間に仕事に行くのは精神的にとても辛いものです。一度でも「辞めたい」と思ったことがあるなら、いつでも辞められる準備をしておきましょう。
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